便利な生活とストレス

かつては「セルロイド」と呼ばれ、今では「プラスチック」と呼ばれる合成樹脂は生活のあらゆる場面で目にします。日本で活発に生産され始めたのは今から約50年前。その頃にインスタント麺が出現し、炭酸飲料が増え、東京タワーからの電波でテレビが映り、マイカーというステイタス。

「必要なものを買う」時代から「便利なものを買う」時代へ変化しました。まさにアメリカ型社会に変化し始めた頃です。

その北米のカナダで「Buy Nothing Day」が始まったのは1992年です。何も買わないで「消費について考える日」が静かに世界に広がっています。2011年は11月26日(土曜日)です。人々は日々抱えるストレスから、便利な生活と本当の豊かさの差異に気付き始めています。