CYMOS60

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サイモス理論

17.波 地球の呼吸

太陽は1分間に18回熱放射をします。そのリズムを受けて、海は同様に1分間に18回の潮の満ち引きを繰り返します。私達人間も、この太陽と海に同調するように1分間に18回の呼吸をするのです。1961年、アメリカの科学者 ロバート・ベッカーは、太陽の磁気嵐が引き起こす地球の磁場の乱れが人間にどんな影響を与えるかを調査し始めました。彼は、28000人余りの精神病患者の入院のタイミングと、太陽の磁気嵐の関係を調べたのです。4年間で67回の磁気嵐がありました。磁気が強くなった直後に、大半の人々が入院していました。又、彼は、すでに入院している精神分裂症患者が、低エネルギーの宇宙線が地球の磁場を乱した時に、患者の行動に明確に変化が現れることも確認しました。更に、太陽黒点が現れる時期には、患者のストレスが高まり異常な内分泌活動が起こり、肉体の反応時間が遅くなることも発見したのです。彼は、私達の体の直流電気統制システムは、自然のリズムに合わせて機能しており、驚くほど低いレベルで起こる変化にも反応すると結論づけました。これは、生物活動のサイクルに関する研究、すなわちCymosに関わる研究です。

この研究は後にドイツでの研究によって、その支持がより強くなりました。人工的につくりだされた素材に囲まれ、地球の磁場に触れることが少なくなっている人間は、大自然の持つCymosのリズムに同調できなくなりつつあることが明らかになったのです。現在の住宅の大半は、人工的に造りだされた素材の集積によって成り立っています。それらは、眼には見えませんが、独自のCymosリズムを持っています。私達人間の細胞は、地球上のすべての生命体と同質です。人類は500億年間生きてきましたが、この100年間に人間が造った化学素材の持つリズムは、私達の細胞の記憶にはないのです。未知のそのゆらぎのリズムに細胞は身構え、緊張します。その繰り返しが、どれほどのストレスと疲労を生みだすかの研究がCymosの本来の研究なのです。又、私達の周囲は網の目のように膨大な量の電磁波にさらされています。地球が生まれて以来、わずか50年前位迄、この惑星の電磁的環境は単純でした。それは、地球の内部から発する鼓動によって調整され、月と太陽のサイクルによって変化する、ひそかな電磁場としてのみ存在していました。稲妻から発する空中電気の爆発と、太陽や他の星から発する弱い電波はありました。勿論、光のスペクトルのリズムがあり、宇宙から放たれる少量の高周波の放射線がありましたが、しかし、これらのエネルギーの大部分は、完全な静寂のうちにあったのです。まさに世界は大宇宙のCymosのドラマの舞台でしかなかったのです。

第二次世界大戦後に始まったテクノロジーの波によって、私達は異様なエネルギーの波に飲み込まれたのです。デジタル時計、カメラのフラッシュ、テレビ、ラジオ、コンピューター、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、etcが休み無く直流電気の磁場をつくりだしています。電車が止まったり発車したりする度に、レールは巨大なアンテナに変わります。それは数百キロに渡って低周波を発散します。アメリカだけでも、80万kmにも張り巡らされた高圧電線は、近くにある金属物体に強化されて、強力な磁場をつくりだしています。船の航行標識や軍事網からも、低周波の電波が発信されています。中波はAMラジオに、高周波や超高周波は警察やタクシーの無線通信や偵察衛星、CBラジオなどにつかわれています。自動開閉ドアなどから発する超短波にさらされています。そして何よりの問題は、携帯電話の普及です。これは、脳波に悪影響を及ぼすマイクロ度を放出するのです。私達は、誰の許しもなく、ただ暗黙の了解のうちに巨大な電気的実験のモルモットになっています。私達を取り巻く地球上の電波の密度は、太陽から届く自然な電波の密度の2億倍に達しています。この状況に対応すべく、研究が進んでいます。人工的電波の形は鋭くギザギザしています。これが私達の身体を電磁波として通過する際には、強いダメージがあります。もし、この波がゆるやかな自然の電波のような丸みを帯びたものであったら、これらの電磁波は逆に、細胞を活性化させるエネルギーになるかもしれません。一部、特殊な照明器具の開発によってこの技術が実験されています。

私達が暮らしの中で用いている電気製品の化学樹脂が大自然から生まれた樹や土の持つCymosのリズムを持つものに変化させることができるとすれば、悪性の電磁波の影響は大きく低下するでしょう。この研究も今、着々と進化を続けています。日本中に、45施設あるといわれている原子炉からも電磁波は休みなく出ています。放射能は一種の電磁波です。青森県には日々、フランスのシエルブール港を出航する、プルトニウム廃棄物が帰港しています。強力な電磁波の流れは美しい自然に影響を与えないはずはありません。この悪性電磁波の波の形を生命体に優しいものにし、逆に廃棄物も良性エネルギーに変換させるという研究もスタートさせなければなりません。これも、まさにCymosの研究の範疇なのです。

1.サイモス理論2.魂 空 3.生命 細胞 4.意識 背骨 5.心 ゆらぎ
6.秩序 自己組織化7.情報 潜在能力の育成8.編集 同質の結晶9.創造 臨界点の生命力
10.花 宇宙の花11.水 波紋12.大気 奇跡のバランス 13.光 光の膜14.根茎 根茎の結び
15.房 極小の房16.群 吸引力17.波 地球の呼吸TOP