CYMOS60

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サイモス理論

14.根茎 根茎の結び

木を見て森を観ないことは、短絡的だといわれます。しかし、木に根であることを視ないで森は語れません。眼に見える森の景観をはるかに超えた根の拡がりが大地に埋め込まれていることを、見取る感性を失ってはなりません。木の力は根の力であり、森の力は根の連鎖の力なのです。根はバクテリアのコロニーであり、Cymos運動の拠点なのです。バクテリアは自らの生命情報を転写しながら根を結んでいきます。根から根へエネルギーは伝達され、樹々は茂り森となるのです。地上で樹々が受ける太陽の光は、人間が視床下部で受ける光のように、背骨を通って全身に拡がります。茎を伝って根に達し、根の連なりに光の速度で情報を送るのです。根は、バクテリアの活動と共創的に地上の茎や幹や枝や葉に養分を送るべく稼動します。根は、まさに樹の光合成を司るエネルギーの生産工場なのです。革命をおこす際、地下に潜伏して情報を集め作戦を練り、活動をコントロールする司令塔が必要です。レジスタンス活動のことです。表面化は一瞬ですが、常に準備のプロセスは膨大です。その膨大な準備のプロセスに敬意を表し、その活動を讃える意識なしに事は成就しません。根は、意識でもあります。深層に潜む内在した、まだ見えない意識の壁のことです。潜在意識ともいいます。これを編集するのが根茎、リゾームなのです。あらゆる根の根本に位置し、それらを集合させるまとめ役です。根の末端からは、あらゆる大地の中のうごめきが情報として伝わってきます。それを分析未来予知情報として、地上へ伝えるのが根茎リゾームの役割です。リゾームはその意味で、決して表面的な活動をしない方がいいのです。そこには、あまりにも多くの未来予知に関する情報が集積します。それは公開すると社会は混乱します。シナリオとして編集し、未来への希望と理想をこめて人々の心にメッセージしていくことがリゾームの役割なのです。これを忘れて表面的なスタンドプレイをしたり、利を追求したりする瞬間に崩壊します。根には根の貴重な役割があるのです。根は理念のシナリオの博物館です。地上で動いてみて、どうも前が見にくくなった時、理を念じるべきです。理とは何か、どう念ずればいいのかは根茎に問えばいいのです。

ずれることなく社会を歩む為の導きの情報センターをリゾームというのです。世界中の動きは、まず、根の先端に現れます。光の速度でそれは、根茎に集結します。根茎は鏡になり、その光を吸収し、編集し、地上に向けて光に変えて発信するのです。根は地上の樹々以上に濃密な変化と進化を繰り返しています。決して一定の状況ではありません。根は元来、Cymos感度センサーを持っているのです。リゾームという言葉は、ライプニッツがなづけたMONADという言葉に似ています。MONADというのは、人間の眼には見えない森羅万象のダイナミズムの結び付きのことです。見えているものは見えていないもののナビゲーションによって動くという意味です。リゾームは又、ひも理論と呼ばれる論理とも結びつきます。天空には、はるか50億年前のビッグバンのマクロなエネルギーがあり、地底には、超ミクロな素粒子クォークよりもまだ小さな超素粒子の、極小のエネルギーがあります。それをひもで結び合わせ、天から吊るし、そのひものゆらぎを整えることによって天と地を結ぶ超エネルギーが生まれるといわれています。リゾームは、地下のエネルギーを地上から天空のはるか50億年の昔に伝達する母体なのです。天空には未来の情報があり、地下には過去の歴史の情報があります。ただ、エネルギーは地下に未来の動きが潜んでいるのです。リゾームは、未来のエネルギーの蜜つぼなのです。

1.サイモス理論2.魂 空 3.生命 細胞 4.意識 背骨 5.心 ゆらぎ
6.秩序 自己組織化7.情報 潜在能力の育成8.編集 同質の結晶9.創造 臨界点の生命力
10.花 宇宙の花11.水 波紋12.大気 奇跡のバランス 13.光 光の膜14.根茎 根茎の結び
15.房 極小の房16.群 吸引力17.波 地球の呼吸TOP